蜂蜜の殺菌作用

ハチミツ・・・ただの「トロッとした甘い液体・・・」と思っている方も多いのでは?いえいえ、蜂蜜は古代から、傷口の化膿を防ぎ、病気の感染を予防する目的で使用されていました。実は最近では、病院で感染症を治すため、精製されたものや規格化されたはちみつが使用されています。それぐらい殺菌作用が高い!今回はそんな蜂蜜について

なぜ蜂蜜に殺菌効果が?

蜂蜜には「医薬品成分」が含まれています。

1:医薬品成分「b-Defensin-1 / MEO」を含む

蜂蜜の殺菌成分は環境によって異なりますが、ニュージーランドのブナの樹を蜜元とするミツバチの蜂蜜には強い抗生物質である「b-Defensin-1」と呼ばれるタンパク質が大量に含まれます。これは蜂の巣で蔓延する特別な病から彼らを守る医薬品成分。蜂蜜を製造する時に蜂の粘膜腺から注入されているのです。マヌカハニーの場合「MGO(メチルグリオキサール)」と呼ばれる抗菌成分が大量に含まれていることが有名ですね。

3:高い「酸性度」で微生物を殺菌する

さらに「酵素(ブドウ糖酸化酵素)」も注入されます。これは「グルコン酸(殺菌成分)」と「過酸化水素(消毒成分)」という2つの強力な殺菌成分を生成します。多くの細菌が成長するために必要な酸性度は中性のph7とされますが、このグルコン酸はph4と約1,000倍も強力。さらに過酸化水素は簡単にいうと消毒成分である「オキシドール」ですからその効果はいおわずもながですね。

2:高い「糖濃度」で微生物が死滅する

最後は微生物が生存的無いほどの糖の濃度。はちみつは糖分が過飽和した液体です。過飽和というのは糖分が限界を超えて含まれている為、他の物質が入り込むことができません。蜂蜜の高い糖度はカビや微生物の水分を奪い取ってしまうので、それらは全て死に絶えます。このように微生物が生存できる環境ではないからこそはちみつは腐ることがないのです。

どんな時に使える?

どんな蜂蜜がオススメ?

蜂蜜の殺菌効果はミツバチが採取する蜜が重要です。最後に特に殺菌効果が高い蜂蜜についてご紹介していきましょう!

マヌカハニー

薬用効果が高いことで最も有名なものがマヌカハニーです。ニュージーランドに自生するマヌカの花から集められた蜂蜜で通常のはちみつよりも高い抗菌力や抗炎症力が特徴です。古くからマオリ族が健康維持に役立ててきました。薬用成分「MGO」を大量に含みます。

ハニーデュー

採取量が少ない高級な蜂蜜がハニーデュー。ブナの木の樹液を吸うカイガラムシが分泌する甘い液をミツバチが採集し、熟成させて作るハチミツです。 これは花蜜を原料とするハチミツとは異なり、独特の風味と色合いが特徴です. 特にニュージーランドやヨーロッパでは「黒い森のはちみつ」とされる最高級の蜂蜜。医薬品成分「b-Defensin-1」を大量に含みます。

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